園長のひとりごと

梅雨
2018-06-30
 昨日も雨、今日も雨。梅雨という時期は、子どもたちにとって退屈を強いられます。お家のなかで、絵本を読んだり、積み木をしたり、時の流れが、普段よりもなんだか長く感じます。窓から外を恨めしそうに覗いても、どんより曇から、雨がパラパラ、時にはザーザー降っています。庭も道も、いつもはない水溜まりがいっぱい、ますます外には出られません。出たいとも思いません。でもこれは、経験豊富な大人の話。実は子どもたち、雨を感じる経験はあまりしていません。顔や手に水滴が当たった感触、服やズボンに浮かんでくる水玉模様、雨の日は不思議なことがいっぱいです。しかしこのままでは、びちゃびちゃです。傘をさして、あら不思議!自分の周りだけ雨が降っていません。そして、長靴を履いて、また不思議!いつもは、水溜まりの前まで来ると「だめよー!!」と響き渡るお母さんの声も聞こえません。そのまま、びちゃびちゃ、水溜まりでの足踏みは、とても楽しい一時です。子どもたちは、感じたい、知りたいのです。雨が止み、昨日あった水溜まりは、すっかりと無くなりした。でもまた雨が降った日、そこに再び、水溜まりと学びが待っていてくれます。長靴と傘を用意して、自然を感じる姿、そしてはじめて自然から身を守ろうとする姿を見守ってあげて下さい。「だめよー!!」の叫び声が響き渡りませんように、くれぐれも長靴は忘れずに!そして風邪にも充分お気を付け下さいね☂

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魂の伝達
2018-06-15
 子どもたちは日々、親(大人)の行動、言動、感情、しぐさ、思いを感じています。そして自分のなかに取り込んでいます。子どもたちの人格は生まれてから数年間で作られるといわれますが、親子が似ているのは遺伝的なものだけではありません。親(大人)のなかにみた行動、言動、感情などがそのまま子どものなかで消化され、一つの魂(人格)となっていきます。親(大人)として子どもたちに何を感じてもらいたいのか、何を伝えたいのか、そして何を残したいのか。親(大人)の魂はしっかりと子どもへ伝わり、受継がれていくのです。
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親子でドライブ
2018-05-29
 子育てとは?「子育て」という車を、親子で運転しています。では子どもはどの席?親(大人)はどの席?子どもは運転席に座っています。そして親(大人)は、なんと車です!それもセーフティドライブ装置付きです。枠からはみ出しそうになったら、少しの振動でハンドルを戻してあげます。道を間違えたら、一度止まって、一緒に考えながら、ナビで別のルートを再検索。時には、ターボを使ってぐんぐん加速。自動ブレーキが作動することもたまにはあります。最新式のいい車です。でも、一番重要なエンジンは?それは、電気でも、ハイブリットでもありません。それは子どもを認めて、一緒に楽しむという優しく大きなエンジンです♪このエンジンをのせていないと、「子育て」という車は、なかなか上手く走りません!?いつ、どこへは運転手を信頼して、しっかりとエンジンを整備、点検して、笑顔が絶えない素敵な旅に、子どもと一緒に出掛けてください♪
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実況中継中
2018-05-08
 赤ちゃんは、生まれてすぐに言葉を求めています。「まだ、話をしても分からないし、返事をしてくれることもないから、もう少し大きくなってから」とか「話かける言葉、話題が見つからない。すぐに言葉、話が底をつく」ことはよくあると思います。そんな時は、テレビのアナウンサーになったつもりで、自分の動き、又周囲の環境を実況中継してみてはどうでしょうか。無理に赤ちゃんに語りかけるのではなく、独り言でOKです。「今、洗濯物を干しています♪この白い服はお母さんのです♪お~っと、お父さんの靴下に穴が開いています!!長年お疲れさまでした~。明日から新しい靴下さんに選手交代で~す♪」とか、「おーっと。○○ちゃんが泣いちゃいました!目から涙が溢れています。お腹が空いたのかな~?眠たいのかな~?お母さんも大きなあくびが、出そうです♪ふぁ~~お母さんも涙が出ちゃいました」なんでも構いません。赤ちゃんに合わせて、簡単な言葉ばかり選ぶ必要はありません。遠慮しないで、どんどん言葉のシャワーで、赤ちゃんを包んであげてください。大事なポイントは一つだけ、それは、笑顔です。「お母さんが、ニコニコ楽しそうに、なにかを話してくれている。なんだろう?」子どもたちは、笑顔が大好きです。そして言葉を求めています。難しく考えず、今日から我が家のアナウンサーになってみてください。
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みてみて
2018-04-12
 子どもたちにとって車から見える景色はとても魅力的です。いろんな建物、いろんなお店、電車、船、バイクにトラック。窓の向こうにはリアルな世界が広がっています。子どもたちは、いろんな物を見ています。見たがっています。お店の看板の文字、車の色、信号、踏切、自然と覚え、学ぶものも多くあります。そんな車内の環境が今は、シアタールームとなりつつあります。安全のためチャイルドシートに固定された身体は、あまり左右に動かすことは出来ません。そして目の前に好きなDVDが再生されれば、景色などを見る時間はありません。見たいとも思いません。外で何が起ころうと映像に集中します。
チャイルドシート・ジュニアシートに座って安全を確保しなければならない年齢くらいまでは、窓の外で移り行くいろんな景色に一喜一憂するという経験もさせてあげてくださいね。
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